2013年2月10日日曜日

東京都練馬区にいってきました

【 学校貸出用書庫(実際は傾いていません) 】
甲府市に引き続き練馬区図書館の学校図書支援事業について視察しました。
練馬区は人口70万人で小中学校は99校、区立図書館は12館あり、今回視察した南田中図書館は学校図書館支援モデル事業に基づき、平成21年に新たに開設された図書館です。

図書館流通センター(TRC)が指定管理者として管理運営していて、同じ敷地内にある南田中小学校を含めて4小学校と2中学校の学校図書館に図書支援員を、年間100日(週2回・1日6時間)を訪問派遣しています。
また支援をうける学校においては、書籍の情報化(バーコード)がされていて支援員により選書・廃棄が効率よく行われていました。

南田中小学校の学校図書館にいってみると、『○○ちゃん後で先生にとどけるから、またね』と支援員の人が小学校3-4年生くらいの女の子と話をしていたので、聞いてみると児童全員の名前を覚えているとのこと。驚きました。
苫小牧市でも学校支援事業として『ブックちゃん』に取り組んでいますが、読み聞かせ・ブックトーク・アニマシオン・朗読を通じて、子ども達が支援員を通じて本とふれあうことが本当に大切だと感じました。

子どもだけではなく先生にとっても支援員にお願いすることや教わることも多く、このモデル事業が好評であったことから、平成24年度に新たに指定管理制度を3館に導入し、南田中図書館を含めた4館で33校に学校支援を始めました。

現時点で練馬区としては全館指定管理とする計画はないとのことですが、支援事業をおこなう指定管理図書館と、直営図書館とのサービスの差についてどのような対策を考えているか?との問いには、明確な回答を頂けませんでした。
立場が逆だったら、私も回答に困ったと思います。

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